UKニュー・ウェイヴ



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オヤジロックガイドはもういらないという人に

ロック名盤と銘打ったディスクガイドは大量に出ているが、殆どが60年代?70年代の作品が紹介されて、最近のはU2とニルバーナを入れてお終い!というオッサンの要するに青春回顧じゃねえかというオールドロック万歳なものばかりで、実にうんざりするが、UKニューウェーブというか本書ではそれ以降のニューウェッブっぽいアルバムに的を絞っているのでピンポイントに活用できるので、個人的には非常に有難い一冊。しかしニューウェーブってジャンルは実に面白いのに、どうしてこうもロックというジャンルで肩身が狭いのか・・・。
NEW WAVE

あれれ、みんななかなか評価が厳しい。これは重宝したいけどなあ。

人によって違うとは思うが、僕の中では所謂「ニューウェイヴ」のアーティストというと、キュアー、ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、エコー&ザ・バニーメンなんかが思い浮かぶ。

だがこの本の「ニューウェイヴ」の定義はかなり広い。先に挙げたようなアーティストも勿論登場するが、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、スペースメン3、ワイアー、挙句の果てにはソビエト・フランスやホワイトハウスまでも出てくる。そこが面白い。良い意味で節操が無い。

小野島大氏の文章はかなり主観が強く、そこが魅力的でもあるのだが、それが鼻に付くという人が居るのも解らなくはないが、あまり気にせず読むべきだろう。そんなことを問題にしないほど、この本は「使える」。小野島大氏の、ニューウェイヴへの愛炸裂の仕事だ。





筆者のばらつきが問題

 下の評文で、小野島の文が問題のようにあるが、むしろ逆。選者である小野島のほかに10人近いライターが執筆しているが、筆者ごとの文の質のばらつきが大きいのがこの書の唯一にして最大の欠点。

 小野島の文は簡潔にして要を得ている。松山晋也の文もおもしろい。だが一部のライターの中には、知識が足りなかったり文章力が足りなかったり表現力がなかったり愛情(情熱)が足りなかったりする者も散見される。600枚近いディスクが取り上げられているので不可能とは思うが、小野島がひとりで全部書いたほうが、書物としての質はあがったろう。
内容は充実していて良い、しかし

〜とても参考になる本。しかし小野島の書いている文だけはどうもすきになれない。

どうだ、俺はこれだけ聞いているんだぞ。

それしか見えてこない。

ライターという仕事はつくづく嫌な仕事であると思い知らされる。性格が悪くなくてはできないのではないか。
ライドンやニューオーダーのその後の傍観者。

〜〜
ライターのさじ加減で、あらゆるバンドが無惨に切られているのはとても残念なことだ。マスターベーション的に音楽が好きな者以外の音楽好きにとってはいらだち以外ないだろう。

リストは参考にし、ほかは読み飛ばし自分で感じる。
それがこの本の良いつかいみちかもしれない。〜



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