虚空の逆マトリクス (講談社ノベルス)



虚空の逆マトリクス (講談社ノベルス)探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)探偵学入門 (ハヤカワ・ミステリ)昆虫探偵 (光文社文庫)スイーツの定番―愛しのロングセラーからいま食べたい旬のケーキまでいにしえの神 姉崎探偵事務所 (講談社X文庫ホワイトハ-ト)推理クイズあなたは名探偵 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)探偵家族 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Think―夜に猫が身をひそめるところ (ミルリトン探偵局シリーズ 1)名探偵コナン VS 怪盗キッド 完全版 (Shonen sunday books)


虚空の逆マトリクス (講談社ノベルス)
虚空の逆マトリクス (講談社ノベルス)

ジャンル:
セールスランク:234071 位
発送可能時期:通常24時間以内に発送
参考価格:¥ 882 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。

購入する

読後感の他にない楽しさ

2003年リリースの第四短編集。コピー・ライター的センス溢れるタイトルとはうらはらに(●^o^●)、スゴク楽しい短編集だった。特にゲームの国に登場するルルおばさんの回文にはタダ唖然。森氏の頭脳がフル回転するとこうもスゴイかと感心しきり。かと思うとS&Mの二人が登場する『いつ入れ替わった?』の最後のシーンにほろり。と、他にないステキな読後感を氏の作品は与えてくれる。
第五短編集の『レタス・フライ』を入れても本作はかなり光っている。というか一番好きかもしれない。『レタス・フライ』と良い勝負か。(●^o^●)何しろ森氏は長編も短編も読後他にない不思議なシアワセな気持ちにさせてくれる希有な作家だと思う。
シリーズものと比べて異色作あり

本書は短編集になるのだが,その短編自体がどの雑誌のために書かれたものかによって,がらっとタイプが変わる。

S&Mシリーズのホームグラウンドである「メフィスト」に掲載された短編はやはり,S&MシリーズやVシリーズを読んでいる人向けに書かれている。とりわけ,「いつ入れ替わった?」はまさしくS&Mシリーズに位置づけられる内容であり,犀川と萌絵の,相変わらず,微妙に進展しつつも微妙にしか進展しない関係が描かれていてほほえましくもある。

他方,それ以外の短編作品については,またそれぞれに趣が異なり,別々の世界観がある。典型的な推理小説ものとは違う内容で,どちらかというと,「さあダマされましょう,驚かされましょう」という感じ。一昔前のSF作家の作品とかにもありそう。
短編相応の小粒な仕掛けでできているので,仕掛けの規模にしては記述が長いなあという感がある。それはそれで,森博嗣の作風を堪能するという楽しみ方はあるだろう。
S&Mシリーズ完結編(?)

個人的に一番目に止まったのが、「いつ入れ替わった?」でした。
この本でついに、S&Mシリーズの恋愛パートが完結します。
「有限と〜」まで読んでもそれほど進展しなかった萌絵嬢の恋の結末やいかに。

また他の短編も独特の雰囲気を持ったいい感じな物ですが、
それでもS&Mシリーズ好きにこそ読んでもらいたい一冊です。

※追伸※

スイマセン。「四季」でもうちょっとS&Mシリーズ関連が続きそうです。
いつ入れ替わった?を目当てに購入したが

人気ミステリィ作家、森博嗣の短編集。
氏のS&Mシリーズをようやく読み終えたばかりで、そのS&Mシリーズの主人公である、
犀川創平と西之園萌絵が登場する短編「いつ入れ替わった?」を目当てに購入した。

読んだ感想としては、カフェで出るサンドイッチのような、ぺろっと食べてしまえる軽食という印象で、

美味しいけれどももうちょっと食べたいなと思った。

世界観のdetailが明確で、時代設定が未来であっても、日本ではないどこかの外国であっても
リアリティがあると感じ、そのため話に引き込まれる。
「いつ入れ替わった?」以外、殺人事件が物語に絡んでいくが、いわゆる典型的なミステリィとは違うなと思った。

ただし、だからつまらないのではなく、氏なりのミステリィの表現方法であると思うし、物語として面白いと思う。
いつ入れ替わった?を目当てに購入したが

人気ミステリィ作家、森博嗣の短編集。
氏のS&Mシリーズをようやく読み終えたばかりで、そのS&Mシリーズの主人公である、
犀川創平と西之園萌絵が登場する短編「いつ入れ替わった?」を目当てに購入した。

読んだ感想としては、カフェで出るサンドイッチのような、ぺろっと食べてしまえる軽食という印象で、

美味しいけれどももうちょっと食べたいなと思った。

世界観のdetailが明確で、時代設定が未来であっても、日本ではないどこかの外国であっても
リアリティがあると感じ、そのため話に引き込まれる。
「いつ入れ替わった?」以外、殺人事件が物語に絡んでいくが、いわゆる典型的なミステリィとは違うなと思った。

ただし、だからつまらないのではなく、氏なりのミステリィの表現方法で!あると思うし、物語として面白いと思う。



講談社
今夜はパラシュート博物館へ (講談社ノベルス)
捩れ屋敷の利鈍 (講談社ノベルス)
朽ちる散る落ちる (講談社ノベルス)
六人の超音波科学者 (講談社ノベルス)
赤緑黒白 (講談社ノベルス)